墓地の救霊
ご当家のお墓を救霊する時、そのお墓がある墓地全体も共に救霊をさせて頂きます。
折角来たのですから、依頼されたその家のご先祖だけを救霊するのは差別した事になります。
当該墓地に眠っておられる諸霊をお救いした時、諸霊の立場になってみると「私たちだけ救われたのでは申し訳ない」という気持ちになるのは人情です。
あの世もこの世も変わりありません。
ですから例え大きな墓所であっても墓地全体に眠っておられる見えない世界の方の救霊をさせて頂きます。
はじめて人様の家へ訪問する時程度の装いで、お墓の前に立ってご当家先祖代々の諸霊に語りかける言葉は仏壇の場合と若干異なる程度で、仏壇の救霊と基本的に同じと言えます。
先祖供養
ご当家先祖代々の諸霊、並びにこの墓地全体におられる諸霊よ、どうぞこの場所にお集り下さい。
諸霊に対して申し上げます。
この度はご当家とこちらの墓地におられる諸霊の皆さま方を極楽浄土へお導きをするお手伝いをさせて頂く為にお伺いしました。
私は〇〇に住まう〇〇という者であり、人様の癒しを生業(なりわい)とする者でございます。私は過去に於いて過ち多き人間であり、まだまだ修行が足りず至らない者ではございますが、私の語る言葉は覚者、つまり悟りを開かれたお方、長尾弘先生のお言葉であるとお思いになってよくお聞きください。
私たちはあの光輝く天上の世界よりこの地上の世界へ魂の修行の為に生まれてきました。然るにこの地上に肉体を頂きますと眼・耳・鼻・舌・身・意(げん・に・び・ぜつ・しん・い)の五感六根煩悩に支配されて数々の過ちを犯してまいりました。神よ私たちの罪をお許しください。諸霊の罪をお許しください。
ご当家並びにこの墓地全体におられる諸霊よ、諸霊がおられる世界は暗い世界ではありませんか。若しその場所が暗い世界だとしますと地獄という所でございます。
何ゆえにその様な場所におられるかお分かりになりますか。
それは過去においてこの地上界で肉体を持ってお暮しになっていた頃、ご自分のお心を苦しめられたからでございます。
ご自分のお心を苦しめていてなんびとも幸せになる事はできません。
ご自分のお心を苦しめる事とは、怒りや妬み、そしり愚痴や欲望等々に翻弄される事を言います。その様な思いを抱きますと、その思いはやがて執着となって、あの光輝く天上の世界へ救われる事はありません。
今その事に気付かれたならば心素直にして過去に犯した過ちの数々をよく反省し、まことの神様に心の底からお詫びなさってください。
その時、心は洗われて必ず天上の世界へ救われます。
あの光輝く天上の世界というのはこの様な所でございます。
諸霊はこの場で上をご覧になってください。
そうです、上です。
光り輝く世界が見えますね。
あの世界こそが天上の世界であり、まことの極楽浄土でございます。
如何ですか、あの世界へお帰りになりたくはありませんか。
(と、ここまで話しかけると見えない世界の方は帰りたい帰りたいと言われます)
そうですね、お帰りになりたいですね。
ご当家のご先祖の皆さま方はこちらのお墓の中に入られていて、これまでに何回お花を上げて頂いたりお供え物をして頂いたり、或いはお経をあげて頂いたりしましたでしょうか。
また、その事によって救われたでしょうか。
決して救われる事はありませんでしたね。
お墓というのはこの地上界の物質であり、肉の身を去られた皆様は別の世界へ行かれた方でございます。ご先祖の皆様がお墓にとらわれていますと、その執着がゆえに決して救われる事はありません。
若し救われたければ過去に於いて犯した過ちの数々をよく振り返ってみてください。
そして、更に私の話をよくお聞きになってください。
(この後で神の御姿(YouTube)と神の御言葉(YouTube)を唱えます)
(次に救霊の文言(YouTube)を唱えます。)
救霊の最後に経文を唱えます。
これから経文を唱えます。
その時の私の声の響きは長尾弘先生の御名によって先ほどご覧になられた天上界、極楽浄土に届きます。ですからこちらの墓地から一切の執着を離してください。とらわれの思いを離してください。
そして、他の何ものにもとらわれてはなりません。
また、何ものをも恐れる事もありません。
声の響き、声の波動に乗って天上界、極楽浄土へお帰り下さい。
このあと、法蓮華僧伽受(ほう・れんげ・さんが・じゅ)を抑揚をつけて唱えます。
救霊の文言はこれで終わりです。
救霊は私が媒体となり、長尾弘先生に媒体となって頂いて真(まこと)の神様にお願いするという方法です。
ですから決して私がお救いする訳ではありません。
あくまでも私は単なる媒体に過ぎないという事です。
遥か昔に墓地に葬られた見えない世界の皆様に対して「自分はどうなってもいい、見えない世界の方たちが救われてくれさえすればいい」という究極の愛の実践をした時に、きっと救われて頂けるかと思います。
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土地の救霊 文言
土地の救霊
「この土地でかつてこの土地を所有し、この地に思いを残してる霊はよく聞きなさい。この地上はあなたたちの住む世界ではありません。地上界の私たちが住まわせていただくおこの土地とは、神から一時お借りしたものであることを知りなさい。そしてこの世の修行が終われば、また光り輝く天上の世界に帰ってこそ、まことの成仏ができるのです。まず執着を離しなさい。」
「この地を所有し、この土地に於いて生活をし、この地に思いを残す霊、また、かつてこの土地に於いて神として祀られ、また仏として祀られておられた諸霊もよく聞きなさい。また何らかの理由によりこの場所に執着を残しておられる諸霊も共に聞きなさい」
「この地上から執着を離すことです。この地に執着を持っては救われません。この地上に於いて生活をいたしました五十年、百年をよく振り返りなさい。私たちはこの肉体の五感の煩悩のゆえに、ある時は怒り、ある時は妬み、謗り、愚痴、恨み、憎しみ、足る事を知らぬ欲望に捉われて、自分の心を苦しめてきたはずです。そのような事はなかったですか」
「その時、あなた方の心は苦しくなかったですか。恨んでいる時はどうですか、人を憎んでいる時はどうですか、貪欲に囚われている時はいかがですか。しかしよく聞きなさい。真の神は言われます。よく聞きなさい。
いとしき我が子よ、いとしき我が子たちよ、そなた達は幸せに生きよ、健やかに生きよ、己自身を苦しめることなかれ」と。自分の心を苦しめることは真の神のご意志に背きます。
神のご意志に背いては、何者をも救われることはできません。その過ちに気付けば、今、心素直にし、自分で作った心の過ちを一つ一つよく振り返り、真の神にお詫びしなさい。その時あなた方の心は安らぎ、必ず天上の世界に救われます」。
「神よどうぞ光をお与え下さい。この土地に執着し、この地にさまよえる諸霊は、今自らの半生に入っておられます。神よどうぞ光をお与え下さい。この者たちをお救い下さい」
そうしますと、暗い想念に覆われて薄暗い姿の方が、光によって人間の持っている元の姿に代わってきます。その調和した姿を確認した時に、「今、ご自分の心を振り返ってみなさい。今までの苦しみはいかがですか」と聞きますと、皆さん「ああ、楽になりました。救って頂きました」とおっしゃいます。
救霊の文言(YouTube)を供養します。
「では、経文を供養しますから、私の声の響きになりなさい。私の声の響きは長尾弘先生の御名によってあの光り輝く天上の世界に届きます」