祠・氏神様の救霊

 

氏神様

日本全国にお社や祠がある地域は結構あります。
お社は地域の神社や神さまを祀った建物である事が多く、祠は街の中の路地裏や路辺に鎮座されている場合が多いです。

また、氏神様は自分が住んでいる土地を守って下さる神さまだと言われております。

お社、祠、氏神様の由来は、当該地で飢饉や災害の際に身を投げ打って人々を救済された徳の高い方を神として祀ったり、或いはその当時に身分の高い方や地域の復興に尽力されたが亡くなられた後に、その土地に住する人々がその方の恩恵を受けた事を感謝するために神として祀り上げたりする場合が多い様です。

こうした徳を積まれた方が亡くなられた場合はお社とか祠に入る事はなく、その徳の高さゆえに極楽往生されるに違いありません。
しかし、土地の人々がお社や祠にお詣りをしていると、迷える諸霊がお社や祠の中に入ってこられます。
祀られる事によって救われると思って勘違いをしておられるからです。

その当時にお社や祠や氏神様を祀ったものの、やがて数百年と経つ内に建物や石碑は老朽化して苔むしてしまい、祀られている筈の神様を放置したままでお詣りする人がいなくなると、祀られたいが為に災いを起こしてきます。

この様な訳ですから、救霊というのは災いをなくすのが目的ではなく、あくまでも迷っておられる諸霊をお救いするのが目的であることをご理解下さい。